大江健三郎の小説、手塚治虫の漫画、そしてアントニオ猪木の技。
三者を比較した悪ノリ大江文学論です。
①今読むと駄作だが、この作品で作者はメジャーになった
大江:飼育
手塚:宝島
猪木:コブラツイスト
②ミーハーな読者が勝手に代表作だと思っている駄作
大江:洪水はわが魂に及び、万延元年フットボール
手塚:鉄腕アトム、ジャングル大帝
猪木:卍固め、ジャーマンスープレックス
③評論家がこれぞ作者のライフワークと絶賛するも、一般読者はまず読んでない
大江:同時代ゲーム、M/Tと森のフシギの物語
手塚:火の鳥、ブッタ
猪木:腕折り
④全盛期を過ぎた作者が老体にムチ打って書いた、いぶし銀の会心作
大江:雨の木を聴く女たち
手塚:ブラックジャック
猪木:延髄斬り
...ということで、レインツリーは大江健三郎の”延髄斬り”だったというのがオチです。