昔、ソウルを旅行していたときのことです。現地旅行ガイドの韓国人男性と同乗して車で市内観光をしていました。
このガイド、日本語がペラペラなのですが、戦前の日本を思わせるような(あるいは私の少年時代である70年代を思わせるような)男尊女卑思想の持ち主であることが気になりました。女性は男性に従うべきだ。近頃の若い女性は生意気で怪しからん。こういったようなことを何度も口にするのです。
今の日本では、ちょっと考えられません。でも昔はこういう男尊女卑思想の持ち主はいたるところでよく見かけたものです。私は70年代にタイムスリップしたような、妙な懐かしさを覚えました。
ふと数十名の警察官らしき集団が通りを行進していました。ガイドの解説ではこれは「義務警察」とのことです。韓国は徴兵制がありますが、お金持ちの子弟は政府に金を払うと徴兵が免除になり、そのかわり半年間の「義務警察」が義務づけられるとのことです。「義務警察」は主に日本の機動隊のような仕事をするとのことでした。
私はそのときひらめきました。男尊女卑社会というのは、実は徴兵制を維持するための仕組みではないか、と。
徴兵制がある国では男はある年齢に達すると軍隊に行かなくてはなりません。そして女には徴兵制がありません。なぜ男だけがこんな罰ゲームを受けるのか。不公平じゃないか。そういう男たちの不満をそらすために、為政者たちは、男尊女卑の風潮を意図的に社会に作り出したのではないでしょうか。
男たちを強制的に戦争に参加させるためには、その代償に男は女より偉いということにして、男をおだてておく必要があったのです。もしそうでなければ「やってられない」というのが徴兵される男たちの本音でしょう。
そう考えれば、この韓国人ガイドが男尊女卑なのも納得がいきます。かかあ天下でも、女の尻に敷かれても、戦争に行かなくて済むなら男にとってありがたい。私はそう思います。
男女平等は実は女ではなく男にとって“お得”な制度だったのです。
私も、そう思います.
返信削除かかあ天下の方がいいよ。戦争やだよ。三浦の母どうすんの?かかあ天下だよ。
ね。女のが偉いのよ。子供生むんだから。男を産むのは。。。女なのよ。おわかり?