2011年3月18日金曜日

地震のせいでテレビを見るようになりました

 東北地方太平洋沖地震が起きてから、テレビをよく見るようになりました。
 福島原発からの放射能も怖いですが、もっと怖いのは毎日起きる余震です。特に夜に起きる地震が心配です。ニュースでは地震ノイローゼになっている人がいるとのことですが、私もその口です。
 ネットでも様々な情報が錯綜していて、何が真実なのか検討もつきません。
 地震のせいで株価が下がるのは納得いきますが、為替レートが円高になるのは不思議です。日本は経済的にもダメージを受けるはずなので、本来は円安になるのでは?輸出産業がGDPを支えている日本経済の場合、円高はさらなる不況を煽る、といつものようにマスコミは悲観論をまくしたてると思います。
 ただ個人的には仕事で米国から部材を輸入しているので、円高ドル安の方がいいかな、とも思っています。ちなみに個人的には円高ユーロ安もありがたいですが、ドルに比べユーロは結構強い感じです。ヨーロッパ経済は堅調なのでしょうか。
 それにしてもテレビをよく見るのは久しぶりです。自分の日常生活で、テレビよりネットがマスメディアの中心になってから、5年以上経ちます。
 ところで、今回の地震でテレビ局は得をしたのでしょうか。民放の場合、CMの大半がACです。視聴率は上がっているのでしょうが、CM料金の売り上げはあまりないでしょう。一方、NHKは災害時の公共情報提供施設としてその役割を果たし、一部の分割民営化論を吹き飛ばす勢いを感じます。
 でも今の状況が平常に戻れば、またテレビはあまり見なくなる生活に戻ると思います。
 今回の地震で学んだことが一つありました。これは物質的なことでなく精神的なことです。天災は避けられないし、人間いつ死ぬか分からない。だからこそ、日常生活のつまらない心配事に翻弄されるよりも、やりたいことを先延ばしにせず、精いっぱいやって生きる方が正しい人生の選択だ。
 そういう考えが、啓示のように閃いたことです。

 
 

2 件のコメント:

  1. そうですね。今回の地震は何が真実で何が嘘なのか、何を信じていいのか全く分からなくなりました。バブル後に土地神話が崩れ、90年代から終身雇用神話が崩れ、2000年代から経済大国神話が崩れ2011年に技術立国神話も崩れさったと感じました、、、堤防はあっけなく決壊、埋め立て地の液状化、そして原発の爆発w
    私は原発推進賛成派だったのですが、自分の考えは日本の技術力を過信していたんだと今は思います。おそらく戦時中の日本人も日本政府を信じ、戦後に騙されたと気付いたんでしょう。今回の地震で私が学んだことは、正確な情報はどこからも入手出来ないです、、、
    あと、前々から指摘されていたことですが、あらためて実感したことはインターネットを見れば見るほど私の考えは左寄りになり、昼飯で話す同僚の考えは、右寄りになって行く事です。インターネットの政治的内容はどこも信じられなくなりました。おそらく多くの言語のHPを見て判断出来れば正確な情報が得られるのでしょうが、とても無理なことです、、、

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  2. 書き込みありがとうございます。今日きづいたのですが、なぜかスパム扱いになっていて掲載していませんでした。私の意図ではありません。操作方法がわからなかったからです。申し訳ありませんでした。

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