2026年5月7日木曜日
モーム短編のあらすじ
①エドワード・バーナードの転落
ベイトマンがタヒチからシカゴに戻って来るところから物語は始まる。
エドワードはイザベルと婚約していたが、父が経営する銀行が破産したので婚約破棄を提案した。ただしエドワードは某大企業に勤め、タヒチの出張し、金を稼いで戻って来たらイザベルと結婚するとのこと。
エドワードの親友、ベイトマンはイザベルに頼まれ、タヒチに行き、エドワードの様子を調べる。するとエドワードは会社をやめ、詐欺師(イザベルの伯父?)が経営する個人商店で働いている。エドワードはタヒチの田舎生活が気に入っていてシカゴに戻らないと告げる。またベイトマンがイザベルと結婚すべきとも告げる(ベイトマンがイザベルに思いをよせていることをエドワードは見抜いていた)。
シカゴに戻ったベイトマンはイザベルに事情を話し、イザベルと結婚する。
②手紙
弁護士ジョイスは殺人容疑で逮捕された人妻ドロシーの弁護を引き受ける。
ハモンドがドロシーの家に侵入し、いきなりレイプしてきたのでドロシーは拳銃を撃ってハモンドを殺した。召使いが銃声に気づき警察に通報した。
ドロシーの夫クロスビーとジョイスは顔なじみでドロシーを無罪にするべく努力すると約束。
とろこが中国人の召使いがジョイスに手紙のうつしを渡す。当日、ドロシーがハモンドを呼び寄せた内容だ。これはうつしで現物ではない。現物は中国女が持っているとのこと。
ドロシーがハモンドを呼んだとなると裁判で殺人罪になる。そこでジョイスはクロスビーに相談し、中国女に大金を支払って現物の手紙を入手する。
裁判ではドロシーは無罪。手紙の現物を焼く。実はドロシーも中国女もハモンドの愛人。そこでドロシーはハモンドを自宅に呼び、ハモンドがドロシーを捨て中国女と一緒になるようなので殺害した。こういう話を裁判後のパーティーの席でジョイスなどに暴露する。
③環境の力
東南アジアのイギリス植民地が舞台。 ガイとドリスは屋敷に住んでいる(婚約状態?)。 テニスで二人が遊んでいると赤ん坊を抱いたマレー女がこちらを見ている。 後日、マレー女が屋敷に近づくのをガイの召使いが力づくで止める。 ドリスはガイに事情を聴く。 実はマレー女はガイの愛人で赤ん坊は娘だった。また赤ん坊の他に二人の少年も二人の間に生まれていた。ガイはマレー女に金を渡し、白人の女と結婚するから別れると告げていた。 それを聞き、ドリスは怒ってイギリスに帰る。 ガイは仕方なく、マレー女やその子供たちとよりを戻すことにする。
④9月姫
タイの王族の話。タイの王女が二人生まれたので昼、夜と名付けられた。その後。また二人生まれたので、最初の二人の名前は取り消し、春、夏、秋、冬と名付けた。その後、またたくさん生まれたので、これまでの王女の名前は取り消し、1月姫から12月姫まで月の名前に変えようということになった。現在、9人の姫がいるので末っ子は9月姫だ。この語、12月姫まで生まれる予定だったが、生まれなかった。 誕生日に姫は王からインコをもらった。ところが9月姫のインコだけすぐ死んでしまった。 すると言葉をしゃべる小鳥が9月姫の前に現れる。小鳥は美しい歌を歌うので9月姫は飼うことにする。 ただし鳥かごには入れず、自由に部屋の中を飛ばしていた。 名前を変更された姉姫たちは性格が悪くなり、小鳥を鳥かごで飼うよう9月姫にすすめる。 そこで小鳥を鳥かごに入れると小鳥の体調が悪くなる。鳥かごごと外に出て田畑をみせてもダメ。 小鳥は死にそうになるが鳥かごから出ると再び元気を取り戻す。 9月姫は大きな持参金をもらってカンボジアの王様に嫁ぎ、象に乗った。一方、姉たちはシャム猫と小さな持参金を持って官僚たちに嫁いだ。
⑤ジェーン
五十代の未亡人ジェーンが二十代のイケメンの青年と結婚する話。 周囲の人々は青年がジェーンを捨てて離婚するだろうと予想する。 青年はスタイリストの才能があり、ジェーンの服装を髪型からコーディネイトすると、たちまち若返る。 あるパーティーの席でジェーンが「こちらはレジナルド提督です」と私モームに紹介。 その後、ジェーンが離婚したことを私は知る。知人が教えてくれたのだ。 話を聞いてみると青年がジェーンを捨てたのでなく、ジェーンが青年を捨てたとのこと。 ジェーンはXX提督と再婚することにしたようだ。 (レジナルド提督はジェーンの台詞で初めて読者に紹介され、その後、描写なし。これがモームの小説テクニックか)
⑥12人目の妻
私モームがエルサレム旅行中の話。 ホテルで両親と娘ポーチェスターの一家と知り合いになる。 また結婚詐欺師モーティマー・エリスとも口を利く。エリスは11人の妻と結婚したが12人目がほしいと語る。 ポーチェンターが行方不明となったがエリスの12番目の妻になったことが暗示される。
⑦物知り博士
私は船旅で物知り博士と同室になった。 物知り博士は食事の席でみんなに知識をひけらかす嫌な男だった。 あるとき外交官夫妻と同席すると夫人のネックレスの真珠は高額だと物知り博士が言った。 外交官は神戸に出張し、美人妻を1年間、米国の自宅に残してきた過去がある。 物知り博士は自分の本業は真珠の鑑定士だと説明。 ところが外交官は18ドルの偽物だと主張。そこで100万ドル賭けることになる。 物知り博士が真珠を眼鏡で細かく鑑定した結果、18ドルの安物であることを認め、100万ドルを支払う。 私と船室に戻ると、ドアの下に博士宛に封筒が届く。中には100ドル札が入ってた。博士は私に封筒を破って窓から捨てるように指示。私はその通りにする。 「やっぱり真珠は本物だったんですね」私が訊く。 「私なら美人妻を1年間、自宅に一人になんかしません」と博士 (ラストの台詞の終わり方は小説というより映画的? また結果を曖昧にするのもモームの技か)
⑧詩人
スペインの大詩人のファンの私は、彼の自宅を訪ねる。詩人の顔の描写が延々と続く。貫禄のある顔だ。ところが彼は最後に「私は詩人ではなく、毛皮職人です。詩人の家は隣です」と言う。 (延々とした描写がラストのオチを引き立たせる。モームのテクニックか)
⑨ランチ
私モームは、観劇しているとき老婦人にひさしぶりと声をかけられた。 彼女は自分が20代の頃、自分の愛読者で高級レストランでおごったことがあった。あの頃金がなかったので彼女におごったら無一文になってしまった。 「私は復讐を遂げた。今、彼女はデブなのだ。」といった文章で終わる。(このオチは小説ならではで、映像表現では難しいだろう)
⑩漁夫サルバトーレ
「私にできるだろうか」の謎の文章で始まる。 漁夫の家に生まれたサルバトーレは10代後半ぐらいに恋人ができ、婚約するが、徴兵に取られ結婚が延期になる。 サルバトーレは戦地でリューマチにかかり、軍隊から追い出される。実家に戻ると、恋人との結婚は破談になり、親がすすめた別の不美人と結婚する。 漁夫になり、子供もできるが、リューマチで体が痛くなることがあった。 冒頭の「私にできるだろうか」は、試練や挫折を乗り越え、いかにサルバトーレが天真爛漫の性格かを作家の自分がが描けるか、心もとないという意味だった。
⑪蟻とキリギリス
兄は弁護士。弟はフリーター。弟はギャンブルで金をすり、ときどき兄に金の無心にくる。また犯罪に近いことをやり、兄に示談金などで助けてもらう。 兄は老人になり、リアタアし、田舎の一軒家でつつましく老後を暮らす。 一方、弟は母親ほどの年齢の富豪の未亡人と結婚。結婚相手はすぐに亡くなり、弟は遺産をもらい、大金持ちになる。兄よりも金持ちだ。兄は大変悔しがる。 この話を兄が私モームにしたとき、私ははからずも笑ってしまう。
⑫マウントドレイゴ卿
精神科医のところに外務大臣が来た。彼は毎日奇妙な夢を見るのだが、後日、現実の世界で奇妙なシンクロが起こる。 夢で自分がパーティーの席でズボンを穿き忘れ、みんなに笑われる。次の日、国会でグリフィス議員が自分のスボンを見てにやりと笑う。 また別の夢では国会でグリフィス議員の質問に対して自分は下品な歌を歌う。目が覚め、国会に行くとグリフィス議員が例の歌の歌詞を口ぐさんでいる。 また別の夢では自分がビール瓶でグリフィス議員を殴った。目が覚め、国会に行くとグリフィス議員が頭を痛そうに抱えている。 精神科医は外務大臣に催眠をかけ、グリフィス議員に謝るように告げると、外務大臣は突然起き上がって怒り出す。
後日、外務大臣が診察の予約を入れる。だがその日は病院に来ない。精神科医が新聞を読むと、外務大臣とグリフィス議員が死亡した記事が掲載されていた。
⑬ジゴロとジゴレット
バーが舞台? 曲芸をやる夫婦がいた。夫は元ジゴロ。 夫がプールに火を放ち、妻が高いところから浅いプールに飛び込むという曲芸だ。 一つ間違えると妻は死んでしまう。 客は妻が曲芸を失敗するところを見に来るのだ。 ある日、曲芸を終えた後、もう一度曲芸をやることになる。妻は危険だからと嫌がる。 夫と口論の末、夫が折れる。だが妻は曲芸をやると言い出す。
⑩ロータス・イーター あるイギリスの銀行員が早期リタイヤしてイタリアの田舎町に移住する。 元銀行員は支店長まで出世したが、35歳で銀行をやめ、年金生活に入る。35歳から年金を受け取ると60歳まで支給され、その後年金は出ない。47歳から年金を受け取ると終身年金が出る。 私モームが彼と話してみると、60歳まで生きているかわからないし、60歳になったら自殺すると言った。彼は悠々自適の生活を満喫していた。 その20年後、60歳を過ぎると彼は服毒自殺を試みるが病院に運ばれ、一命をとりとめる。だが頭がおかしくなる。元召使いの物置小屋に住み、家事、雑務、庭仕事をして元召使いの召使いになり、六年後に亡くなる。亡くなる1年前に私は彼を見かけるが、人相が悪くなっていた。 早期リタイアも天国ではない、という話か。
⑪サナトリウム
サナトリウムに結核の患者が住んでいる。 患者同士がホールでギャンブルを楽しんでいるとき、ある患者が賭けに勝った瞬間、息絶える。 患者のうち起き上がれるものが参列して葬式が営まれた。 また別の男女の患者は結婚する。結婚式も患者たちが参列する。 ただし新郎の方が結婚してから数か月の命であることを医師から宣告されている。
⑫大佐の奥方
大佐夫婦は子なしで初老ぐらい? 妻が詩集を出版したところベストセラーに。大佐は詩集を読まなかったが妻に「読んだけど面白かった」と告げる。様々な著名人が妻をパーティーの招待し、大佐もときどき出かけていく。ところが大佐を詩集を読んでみると、人妻の主人公が若い青年と不倫する話だった。最後に青年は死んでしまうのだが、大佐はこれは妻の作り話でなく実体験にもとづく話だと考えた。 パーティーでは自分はみんなの笑いものにされてたのだ。 つまり妻は不倫していたのだ。友人の弁護士に相談すると10年以上前の話だから、調査しない方がいいと告げ、大佐は納得する。
⑬五十女
あるパーティーで五十代の女かr「ひさしぶり」と声をかけられるが、私モームは覚えてない。 フロレンスにいたときに会ったとのこと。彼女はローラだった。私は少しずつ過去を思い出す。
若い頃、ローラは伯爵の息子と結婚した。息子は働かずギャンブルをやっては借金を作って来る。 あるとき、息子は銃で伯爵を殺してしまう。 弁護士に相談するとこのままではローラの夫は殺人罪で処刑される。裁判でローラが伯爵の愛人だったと嘘の証言をすれば夫の処刑は免れる。このように言われ、ローラは嘘の証言をする。 その後、ローラはこの夫と離婚し、大学教授の中年男性と結婚した。
ローラが私に声をかけたのは、私が彼女の黒歴史を知らないと思っているからなのか、そうではないのか。私はいぶかった。
⑭冬の船旅
イギリスの若い娘が船旅をして船長たちと食事をして会話を楽しむ。あるとき電報が届くが通信士からのラブレターになっていた。 下船したとき通信士の手を振った。
2025年10月8日水曜日
2024年10月1日火曜日
2024年7月20日土曜日
2024年5月11日土曜日
2022年11月19日土曜日
追悼 アントニオ猪木 自選ベストバウト10選
遅ればせながら追悼の意味でプロレスオタクのはしくれとして、故人・アントニオ猪木選手のベストバウトを選んでみた。 〇は猪木の勝ち試合、●は負け試合、□は引き分け。
1. vs マサ斎藤 手錠デスマッチ 〇
試合途中で現石川県知事、元文部科学大臣にして当時、現役プロレスラーの馳浩がなぜかマットに乱入。
馳が猪木とマサ斎藤の腕に手錠をはめる。すると残りの腕で両者は殴り合いを始める。顔面血だらけになりながら斎藤がグロッキー。猪木が勝ち名乗りを上げる。
この試合の遺恨試合として、両者の巌流島デスマッチが企画されるがこちらは世紀の凡戦。退屈な試合だった。手錠デスマッチで終わりにしておいた方がよかったのでは。
2. vs ハルク・ホーガン ベロ出し失神事件 ●
猪木はほとんどが勝ち試合なので負け試合の方が印象が強い。
第1回IWGP決勝戦、アックスボンバーを浴びて猪木が場外で失神。最近、これが全部、猪木が仕組んだアングルだと知ったが、だとしたらガチでホーガンを倒すよりも猪木の企画力はすごい。
3. vs モハメド・アリ 国民的大試合 □
試合内容は凡戦だが、全国民が注目した試合という意味で猪木のライフワークの一つだろう。このときのアリキックが後の必殺技、延髄斬りにつながった。
4. vs 長州力 延髄ラリアット ●
長州力に敗れ、猪木はこれ以降、メインイベンターを退き、参議院選に出馬。世代交代を象徴する試合であるとともに政治家としての猪木のスタートにつながる試合。
5. vs アンドレ・ザ・ジャイアント 大金星ギブアップ勝利 〇
WWEのレッスルマニアではホーガンがアンドレからフォール勝ち。また無効試合になったが前田日明がアンドレと不穏試合をして実質、やっつけたらしい。アンドレの株が落ちているので、同じ勝ちでもギブアップ勝利でないと意味がない。
そういう状況下でのギブアップ勝利だったが大金星であることは間違いない。
6. vs ローラン・ボック 負け試合だが快挙 ●
ユーチューブで最近見た。結果は猪木の判定負けだが猪木の強さがわかる試合。
あれだけローラン・ボックに投げられたのに、フォール負けもせず、KOもされないとは猪木はすごい。だがその猪木よりもさらにローラン・ボックは数段強いのだが。
7. vs 天龍源一郎 ミスタープロレス誕生 ●
昔、ミスタープロレスと言えばハリーレイスを指した。ルー・テーズの記録6回を破り、NWA王座戴冠最多通算記録を樹立したからだ。ところがいつのころからか天龍がミスタープロレスと言われるようになった。日本人選手で唯一、ジャイアント馬場とアントニオ猪木からフォール勝ちをおさめているからだ。その意味で天龍にとってはワイフワークの試合だが負けた猪木でも晩年の名試合と言える。
8. vs ドン・フライ グランド・コブラ 〇
猪木の引退試合。決め技はグランドコブラ。猪木のフィニッシュホールドは、コブラツイスト、ジャーマンスープレックス、卍固め、延髄斬り、ときて最後はグランドコブラ。年をとってもできる技という意味もあるかもしれない。
9. vs 坂口英二 大爆笑急所攻撃 ●
丸坊主頭で猪木が登場すると古館アナウンサーが「IWGP必勝を祈願して坊主になりました」。ところが後で週刊誌をみると、猪木の不倫が奥様、倍賞美津子にバレて坊主になったとのこと。
試合は坂口が猪木をアトミックドロップの要領で持ち上げ、トップロープに落とす。すると急所をトップロープにぶつけた猪木は場外に股間を抑えたままうずくまり、そのままリングアウト負け。
これを観ていたのか、後日、マサ斎藤は上記の手錠デスマッチで、猪木の急所をトップロープに落とす攻撃を連発した。
そしてその後、巌流島デスマッチの日、猪木は倍賞美津子と離婚した。
10. vs ビッグバン・ベイダー スポーツ新聞提供試合 〇
東京ドームの前座試合。日刊スポーツか東京スポーツか新聞社がスポンサーの特別試合。ハープの生演奏で「イノキボンバイエ」が流れる中、猪木が登場。
ベイダーの日本でのピークはUインターの高田延彦との試合で、それ以降は株が落ちていた。猪木のギブアップ勝ちだったと思うが予定調和過ぎたのがたまに傷。
この日のメインイベントは天龍源一郎対佐々木健介のIWGPタイトルマッチ。だがこの日一番盛り上がったのは、橋本・飯塚組対小川・村上組のタッグマッチ。スリーパーホールドで勝利した無名の飯塚高志が一躍スター選手に。
2022年9月1日木曜日
主だったテーマについて、公式見解VS陰謀論
1.コロナワクチン問題
公式見解:コロナは自然発生したウイルス。ワクチンは人体に安全でコロナ対策に有効。つまりワクチンはコロナの感染予防、重篤化予防に有効で感染者普及を抑える効果がある。少なくともこのうち一つには有効。
陰謀論:コロナは人工的に作られた生物兵器。もしくはただの風邪菌で存在しないと同じ。ワクチンは人体に危険。またワクチンは人体の免疫力を低下させ、コロナ対策に無効。
2. 311東日本大震災の解釈
公式見解:自然発生した天災
陰謀論:米軍が日本に起こしたテロ。ちきゅう号で太平洋の海底に穴を四つ掘り、そこに核爆弾を埋めて爆発。海水がマグマに触れて大地震が起き、太平洋で巨大な津波が発生した。当初、ツイッターで米軍でなく中国人民軍犯人説も流れた。また直接の下手人は10人の自衛官で核爆弾はロシア軍製説もあるが、米軍もしくはDS側勢力が黒幕とのこと。
3. 50年に1度の異常気象が毎月起きる不思議
公式見解:日本は災害大国で、地震、台風、洪水はよく起きる。すべて自然災害。
陰謀論:311以降、日本を含め世界各地で起きる異常気象の多くは人工的なもの。米軍が気象兵器を開発しており、地震、台風、大雨、津波、竜巻、熱中症を起こす高気温など異常気象が起きる。当初はHAARPが気象兵器という説が流れたが、これは科学的根拠が低いことから、今日ではある種の人工衛星に気象兵器機能があるとする説が主流か。
4.不正選挙
公式見解:日本では特に国政選挙では不正選挙はない。もしくは少ない。2012年12月16日の衆議院選挙では高松選挙区でのみ不正選挙が発覚。他の選挙区でも不正選挙訴訟が多発したがすべて原告が敗訴している。
陰謀論:国政選挙、地方選挙とも不正選挙が行われている可能性は高い。また日本だけでなく海外でも不正選挙は多い。集票マシンがムサシ社、グローリー社の二社独占であることが不正選挙が疑われる根拠の一つ。また開票前の午後8時にNHKが当確を出すのも、事前に選挙結果を決めて発表しているのではないかと推定される。
2021年7月10日土曜日
ワクチン接種反対の陰謀論系ジャーナリストたち
ワクチン接種を反対する陰謀論系ジャーナリストですが、彼らの主張はすべて同じではなく、細かい点で意見の相違が見られます。
1.リチャード・コシミズ
コロナの変異株は若者が感染しても重篤化の危険性が高い。ただし政府が推奨するワクチンは人口削減を目的としたもので、接種は危険。コロナ対策には昔はアビガン、今はイベルメクチンが有効と主張。
2.平塚正幸
コロナはただの風邪。ワクチン接種もマスク着用も健康の害になるだけと主張。
3.ベンジャミン・フルフォード
コロナは生物兵器と一番最初(2020年初)に指摘。ただし時期のよって意見が少し変わるようです。一貫しているのはマスク着用に反対していること。ワクチン接種は基本的に反対だが、最新動画ではワクチン接種者も未接種者もどちらも大きな被害がないようにする、と主張しています。
4.黒川敦彦
市議会議員も排出した政党「つばさの党」の党首で、自分は陰謀論者とは一線を画す正統派の論客であることを強調。マスコミの報道はある程度まで信じるが、若者のワクチン接種には反対しています。
2020年11月12日木曜日
大江健三郎 VS 手塚治虫 (vs アントニオ猪木の技)
大江健三郎の小説、手塚治虫の漫画、そしてアントニオ猪木の技。
三者を比較した悪ノリ大江文学論です。
①今読むと駄作だが、この作品で作者はメジャーになった
大江:飼育
手塚:宝島
猪木:コブラツイスト
②ミーハーな読者が勝手に代表作だと思っている駄作
大江:洪水はわが魂に及び、万延元年フットボール
手塚:鉄腕アトム、ジャングル大帝
猪木:卍固め、ジャーマンスープレックス
③評論家がこれぞ作者のライフワークと絶賛するも、一般読者はまず読んでない
大江:同時代ゲーム、M/Tと森のフシギの物語
手塚:火の鳥、ブッタ
猪木:腕折り
④全盛期を過ぎた作者が老体にムチ打って書いた、いぶし銀の会心作
大江:雨の木を聴く女たち
手塚:ブラックジャック
猪木:延髄斬り
...ということで、レインツリーは大江健三郎の”延髄斬り”だったというのがオチです。
2019年6月2日日曜日
10大小説
①死の島/福永武彦
②同時代ゲーム/大江健三郎
③騎士団長殺し/村上春樹
④千年の愉楽/中上健次
⑤ブレイブ・ストーリー/宮部みゆき
⑥失楽園/渡辺淳一
⑦コインロッカー・ベイビーズ/村上龍
⑧家畜人ヤプー/沼正三
⑨他人の顔/安部公房
⑩ドグラ・マグラ/夢野久作
海外
①失われた時を求めて/プルースト
②カラマーゾフの兄弟/ドストエフスキー
③自由への道/サルトル
④白鯨/メルヴィル
⑤ヴァリス/ディック
⑥戦争と平和/トルストイ
⑦百年の孤独/マルケス
⑧薔薇の名前/エーコ
⑨ライ麦畑でつかまえて/サリンジャー
⑩ガリバー旅行記/スウィフト
2019年5月16日木曜日
文学研究とは何か
2019年5月9日木曜日
NHKの未来を提言
「NHKをぶっ壊す」でお馴染みの立花孝志氏の人気YouTube動画が影響していると思われます。
NHKにかぎらず、完全な民間企業でもなく、役所でもない第三セクターや特殊法人の存在を私はかねてから疑問視しています。
たとえば日本銀行もNHKと同じです。株主がいる民間企業でありながら、独占的に日本の銀行券を発行しています。そして世間一般の人は日銀が民間企業であることに気づいていません。
ベンジャミン・フルフォード氏など陰謀論系ジャーナリストたちの多くは、日銀を完全に国有化すべきと唱えています。
NHKは受信料という”実質テレビ税”を主な収益源にしています。厳密にはBS放送は契約者だけ受信料を徴収し、地上波はテレビ保有者から半ば強制的に徴収します。
最近ではPC、スマホ、カーナビからテレビを視聴できることから、これらの保有者からも受信料を徴収できる制度が検討されています。
まずNHKありき、という発想が行政にはあるようですが、これに私は強く反対します。
行政がNHKを保護しようとする最大の理由は、おそらく「大本営発表」機能を確保したいからでしょう。大手マスコミが政府と癒着すれば、必要に応じて世論を情報操作できます。
大手広告代理店の電通、大手通信社、日本新聞協会、記者クラブ、地上波民間キー局とともに、NHKは情報操作の有力拠点です。
しかしながら、政府の情報操作は民主主義に反しています。私は政府はサイトなどで広報発表のみ行い、マスメディアは中小の民間組織だけにすべきだと思います。
たとえば地方新聞や日刊ゲンダイなどは、大新聞にくらべ、行政に批判的な記事を比較的自由に書ける、と多くの陰謀論系ジャーナリストたちは主張します。また彼らの個人ブログなどもジャーナリズムの役割を果たしています。
私はNHKの分割民営化を提言したいと思います。NHKを分割し一部を民間企業、残りを一般財源で運営する市営法人にするのです。BS放送はWOWOW同様、民間テレビ局でいいでしょう。
まずNHKを最初は都道府県、次いで市町村に分割し、市の税金で運営する市営法人にします。市町村ごとにテレビ局を作るのです。
またこの市営法人は市町村の箱物の地下室あたりに巨大サーバーを設置します。このサーバーで現在、グーグルがやっているサービスを行うのです。
市内のマップのストリートヴューはどう考えても民間企業でなく、行政がやるべき仕事でしょう。
YouTubeのような動画も市営サーバーが管理します。テレビ放送局でなく、動画配信局をマスメディアの中心にしてもいいでしょう。税金で運営する市営動画の場合は広報発表のみを行い、娯楽番組は作りません。市内の民間人が番組を持つ場合のみ、娯楽番組を配信できます。
その他、検索エンジン、WEBメール、ショッピングサイト、SNS、WiKiなども市営で運営するのはどうでしょう。市営ですので検索エンジンでもショッピングサイトでも市内企業を優先して表示し、農業だけでなく工業製品も含めた全産業の地産地消を目指してもいいでしょう。
税金で運営する他、サイトの広告料で資金を稼ぐ方法も考えられます。
2018年12月2日日曜日
旧2ちゃんねる 鮫島事件の真相について
大昔の話で何をいまさら、と思うのですが、公式には鮫島事件は存在していない事件ということになっているようです。ミクシーでもウィキペディアでもそうなっています。
鮫島事件および2ちゃんねるが流行っていたころ、ウィキペディアで調べたら、後で説明する「痛い、痛い、擦りむいた」の解説が出ていました。いつの間にかウィキペディアも書き換えられたものと思われます。
鮫島事件の真相は何か。以下、個人的見解を述べます。
1.鮫島事件=小泉事件
鮫島事件が2ちゃんねるで流行ったころ、日本は小泉政権下でした。
首相、小泉純一郎氏の過去のスキャンダルが鮫島事件だとすると、すべてはすっきり説明できます。
現職の内閣総理大臣のトップシークレットを知った者は権力側から抹殺されるのでは。こうした推測から、「鮫島事件には触れるな」といった言い方が2ちゃんねるで流行ったのだと思われます。
小泉純一郎氏が慶応大学の学生時代、芸者とエッチしてる最中に絞殺してしまいました。小泉氏にはサド的な性癖があったようです。
普通なら殺人罪になるところが、当時、小泉氏の父親が防衛庁長官。裁判では小泉氏が精神病を患っていたということで無罪になり、松沢病院に1か月入院し、その後、イギリスに留学しました。
この裁判を担当した裁判長が、小泉氏の叔父さんにあたる鮫島氏。だから鮫島事件なのです。
おそらくこれが鮫島事件の真相でしょう。
2.「痛い、痛い、擦りむいた」事件
さて、上記の鮫島事件の真相を隠すべく、政府から2ちゃんねる運営局に何らかの圧力がかかったのではないでしょうか。
ネットで話題の鮫島事件を小泉氏のスキャンダルとは別の事件にすり替える方法はないか。そこで選ばれたのが2ちゃんねるのスレ「痛い、痛い、擦りむいた」だったのです。
ところで「ケツ毛バーガー事件」を覚えているでしょうか。
ミクシーが台頭し、2ちゃんねるに替わって日本のSNSのトップになろうとするタイミングで起きた事件です。今から思えば2ちゃんねる運営局がミクシーを貶めるために企画した”やらせ”事件だったのでは、と推測します。
同様に過去に”あめぞう”というBBSがあり、2ちゃんねるがあめぞうにとって替わろうとしたとき、片方がもう片方を攻撃する目的で起きた”やらせ”事件。それが「痛い、痛い、擦りむいた」のスレです。
「痛い、痛い、擦りむいた」というスレでは、最初、二人の若い男性がひょんなことからスレ上でけんかになります。そのうちに実際に会って決闘しようということになり、場所と日時を決めます。
記憶は曖昧ですが、柏駅か新松戸駅あたりの駅前ロータリーが決闘の場所だったのではないかと思います。
そして決闘の日時になると複数のスレの住民たちが、駅前ロータリーが見渡せる喫茶店にノートPCを持ち込んでスタンバイ。決闘の様子を2ちゃんねるで実況中継します。
二人のうち片方だけが刃物を持った四、五人の仲間を連れてきます。多勢に無勢で一人だけの方が簡単にやられて死んでしまいます。
それを逐一細かく実況するのですが、警察に通報すべきでは、という良識派の書き込みがそれに混ざります。
当時、”電車男”で一世を風靡した2ちゃんねる。おそらくプロ作家がスレ形式で書いた小説だと思いますが、この「痛い、痛い、擦りむいた」というスレも、つまらないホラー小説よりもはるかによくできた読み物です。読んでいて読者を飽きさせずにぐいぐい引き込む筆致は、とても2ちゃんねるの普通のスレとは思えません。おそらく放送作家の見習いあたりに書かせたのではないでしょうか。
このスレ小説の内容を実際に起きたものとして鮫島事件にすり替えようと2ちゃんねる運営局は画策したのだと思いますが、いかんせん、なぜこれが”鮫島”なのかが釈然としません。
3.無人島の鮫島の白骨死体
そこで登場したのが無人島鮫島のスレです。
鮫島という無人島に四、五人の2ちゃんねらーが冒険に出かけたところ、白骨死体を発見した。そのまま自分たちも遭難して白骨死体になってしまう、という設定のスレです。
これなら確かに”鮫島”事件ですが、「痛い、痛い、擦りむいた」にくらべるとスレ小説に迫力がありません。
あらすじ自体は怖いストーリーですが、文章に緊迫感がなく、なぜこれが大騒ぎするほどの鮫島事件なのかが、読者側から理解できません。
しかしながら、現在ではこれが公式的には一番世に知られた鮫島事件にされているようです。
(了)
2018年7月14日土曜日
青空文庫 2018年1月11日公開 李箱の詩について
これまで李箱の存在は知らなかったのですが、韓国では有名な詩人、小説家とのこと。
本来、韓国語で作品を書いているようですが、今回公開されたのはすべて日本語で書かれた作品です。
一読した感想は、一言で言って、”抑制のきいた上質の前衛文学”といったところです。
ここで教科書的な解説です。
フランス文学史では前衛文学のムーヴメントは2回あります。1回目は19世紀末から20世紀初頭のアポリネールを中心とするシュールレアリズムやダダイズムのムーヴメント。2回目は戦後、サルトルおよびそれ以降のヌーボロマンのムーヴメント。
一方、アメリカ文学では戦後、バロウズなどのビートゼネレーションのムーヴメントがあります。
このうちフランス文学のシュールレアリズムとアメリカ文学のビートゼネレーションはいずれも文学というより、絵画、造形、音楽といった”非文学”のアーティストたちのムーヴメントで、その中にたまたま詩人が紛れ込んで前衛文学を発表しました。このため、これまでの文学の常識を逸脱した表現が特徴的と言えます。
一方、ヌーボロマンは文学を構造的に分析、研究した上で前衛を試みた、コテコテの活字メディアの前衛文学でした。
80年代のマルケスやボルヘスらの前衛ラテン文学は、どちらかと言えばこのヌーボロマンの系譜につながるものでしょう。
李箱は前者、つまりアポリネールやバロウズたちが試みた前衛文学に分類できると思います。つまり、前衛アートとしての文学です。
時代的にも戦前の詩人ですので、李箱自身もダダイズムを意識的に目指していたのかもしれません。
学生時代、現代詩手帖を購読し、寺山修司のアングラ芝居や実験映画にたしなみ、安部公房の前衛小説を読み、70年代のブリティッシュプログレを聴きまくり、エッシャーの展覧会に足を運び、さらにはカルトムービーのメッカ、四谷のイメージフォーラムの常連だった私は、筋金入りの前衛芸術オタクです。
その私から言わせれば、バブル時代にもてはやされた現代詩にくらべ、李箱の詩はいい意味で抑制がきいているように思えるのです。
完成度の高い前衛文学、というのとは少し違いますが、現代詩の悪い意味での支離滅裂やカオスがなく、虚無的または厭世的な基調低音で作品がまとめられています。
今回、公開された作品の中で一番注目したのは「AU MAGASIN DE NOUVEAUTES」でしょうか。
フランス語で「新しいお店にて」といった意味になるようです。詩は日本語で書かれますが、随所に中国語の単語が出てきます。
母国語が韓国語の李箱にとり、タイトルのフランス語も本文の日本語や中国語も外国語のはずです。
もしかしたら李箱は意図的に多国籍言語で作品を書いたのかもしれません。
作品を一貫して流れるトートロジー的表現もまた、言語を超越したところにある詩を目指していたのかもしれません。
李箱の詩を私は完全には理解していませんが、無意識のレベルで漠然と”好感”を持ちました。
日帝植民地時代の朝鮮に生きた李白。政治的抑圧感や反体制的メッセージをそこに読むことはできるでしょうが、前衛文学を志す以上、作者の関心は半分以上、文学上の方法論にあったのではないかと想像します。
2018年6月10日日曜日
トロン陰謀論について
日航機123便にトロン関係の技術者が搭乗していて、PC市場でのトロンの普及を阻止すべく、米国が無人機を衝突させて123便を墜落させたのでは、という仮説です。
私自身、陰謀論に関する情報は何も持っていないので、そのときは回答できませんでしたが、とりあえず知っている情報だけをまとめて意見を述べてみようと思います。
まず「トロン陰謀論」の結論からすると以下の通りです。
①トロンが国内市場または世界市場でPCの標準OSにならないよう、米国が政治的圧力をかけた?
②日航機123便墜落以降、結果的にトロンは衰退した?
①はYES、②はNo、③はわかりません。これが私の回答です。
1. 米国の政治的圧力とトロン
まず①についてですが、これは陰謀論でもなんでもなく、私が90年代初めに読んだ市販の本に書いてありました。それも政治や陰謀論の本ではなく、PC業界のビジネス書です。
日米半導体協定のときに、米国商務省としてはユニックスをコンピュータの世界標準OSにしたいため、その対抗馬となる日本のトロンを普及させないよう政治的圧力をかけたとのこと。
そのビジネス書には前書きか第一章にさりげなく簡潔にそう書いてあっただけで、それ以降はユニックスの技術的な特徴について解説していました。
ここで注目すべきは米国政府はウインドウズでなくユニックスを標準OSと予想していたことです。
当時、ユニックスはIBM社とサンマイクロシステムズ社の二大陣営に派閥が分かれており、いずれかのユニックスがコンピュータの標準OSになると誰もが考えていました。ところがマイクロソフト社がウインドウズNTを開発すると状況が一転、IBM社とサンマイクロシステムズ社は対立を解消しましたが、時すでに遅し。マイクロソフト社のウインドウズがOSのデファクトスタンダードになってしましました。
私がここで主張したいのは、ITやエレクトロニクスのデファクトスタンダードは日本対米国といった国家間だけでなく、民間企業間の対立や、さらには官対民の確執もあるということです。
2. μITRONの活躍
次に②ですが、トロンが世間で最も騒がれた時期はいつでしょうか。私の記憶では日航機墜落の数年後だったと思います。
日航機墜落は1985年。その二年後に1987年だったと思いますが週刊朝日でトロン特集をやっていました。技術用語であるトロンが一般マスコミの週刊朝日に取り上げられたのです。私の記憶ではこのあたりが一般マスコミのトロンブームのピークです。
一般マスコミのトロンブームは90年くらいにはすでに消滅していたと思います。しかし業界内のトロンの普及はこのあたりから始動します。
実はトロンはもともと組み込みOSです(当時はリアルタイムOSという呼び方が一般的だったでしょうか)。
それが当時の通産省(現在の経済産業省)の思惑で本来の組み込みOSをIトロンとし、ビジネス向けのBトロンや通信向けのCトロンなど、トロンの概念を無理やり拡張し、国産OSのトロンであらゆるジャンルを網羅しようとしたのです。
Iトロン以外のトロンは時間がたつごとに自動消滅した感がありますが、肝心のIトロンは一般マスコミがトロンを報じなくなってから、組み込みマイコン市場で躍進したのです。
μITRON2.0準拠という記述を私はいたるところで目にした気がします。
国内メーカーのセットトップボックスをはじめ、32ビットマイコンのリアルタイムOSとしてトロンはシェアを広げました。
90年代、トロンはリアルタイムOS分野では世界市場でPSOS、Wind riverに次いで三番目で15~20%前後、国内市場では80%のトップシェアでいわゆる内弁慶型でした。PCではウインドウズがガリバー型寡占でシェアを独占していますが、リアルタイムOS市場は小党分立で、上記ベスト3以降は、様々な無数のOSが群雄割拠している状態でした。
トロンはハイエンドのTカーネル、ローエンドのトッパーズというふうに大別され、いずれも国内電機メーカーには積極的に採用されました。
3. 8ビット、16ビット向けトロンの開発を
しかしながら組み込みリナックスの発展で、今日ではトロンは衰退しました。
ここからは私個人の提案ですが、32ビットでなく、8ビットや16ビットのマイコン向けにトロンを改良するのはどうでしょうか。
トッパーズは組み込みプログラマから見ればOSというより、C言語のライブラリです。
スマホが普及し、32ビットARMが普及した昨今、組み込みOSもアンドロイドやiOSのようなPC向けOSに近いものであることが求められ、トロンは時代遅れになりました。
しかしながら、8ビットや16ビットマイコンの用途はたくさんありますし、特に16ビットDSPは、32ビットARMと比べ、処理能力的に大きく負けているわけではありません。
国産マイコンに軒並みトロンをポーティングし、国内中小零細メーカーが容易に製品を開発できるよう、支援するのはどうでしょうか。
2018年4月5日木曜日
プロ文芸評論家不要論
ネットで普通の人が不特定多数の大衆に自由に発言できるようになった今日、あえて専門家の意見だけを特別扱して拝聴する必要があるのか。こういう意見がネット上に散見します。
もちろんこれとは真逆の意見、すなわち、無知な一般大衆が評論家気取りで素人意見を述べるのは言語道断だ、といった主張もあります。ただこうした評論家擁護論はネット上では少数派のようです。
政治評論家、音楽評論家、映画評論家、ラノベ評論家はそれぞれ不要といった不要論を私はこれまでネット上に見つけました。
しかしながら、文芸評論家に関しては唯一、擁護する意見の方が根強いようです。同じ小説でもラノベは評論家不要で、一般小説だけ評論家が必要なのでしょうか。
1.アマゾンの消費者行動にみる文芸評論家の立ち位置
アマゾンなどネットで書籍を購入する場合、すでにその本を読んだ人の書評を読むことができます。私たちがその本を購入するかどうかを決めるのに、こうした書評が参考になることがあります。
ところでアマゾンの書評を書いているのは誰でしょうか。一般にプロの評論家でなく、私たちと同じアマチュアの読者と言っていいでしょう。
同じ書籍でも特に小説の場合、一般消費者目線の感想の方が、専門家の見解より自分にはしっくりくる。そう思う人が多数派なのではないでしょうか。
プロの文芸評論家は普通の人より、様々な文芸作品を多読し、難解な哲学書や原書を理解し、海外留学など高い学歴を持っているかもしれないが、彼らと同じくらい見識を積まなければ彼らの境地に至るのは不可能だろうし、むしろ自分と等身大の人が面白いと思う小説が、単純に、自分が読んでも面白いのではないか。
アマゾンで小説を買う際、一般消費者がこうした考えで消費行動を起こしているとしたら、やはりプロ文芸評論家は不要ということになります。
2.文壇内の文芸評論家不要論
ネットで発見したのですが、保坂和志、高橋源一郎の両氏が文芸雑誌で文芸評論家不要論を唱えたとのこと。自分で小説を書いてない評論家は、小説を評論する資格がない、というようなことを述べたようです。
両氏とも小説家兼評論家ですので、自分たちは評論する資格があるという意味なのでしょうか。
いずれにせよ、文壇内からこうした意見が出てくるのは興味深いと思います。
これに対し、既存の文芸評論家から反論もあったようです。
また例によって、この業界特有の”言葉遊び”的なわけのわからない議論の応酬が、相も変わらず両者の間でなされたのではないかと想像します。
私自身は文壇において文芸評論家が不要なのかどうかわかりません。ただし、文芸評論家に対して昔から物申したいことが一つあります。
2.よい文章のドグマは三種類?
ところでよい文章とは何でしょうか。実は業界ごとによい文章、悪い文章の基準が異なるように思えます。私が知るかぎり以下の三種類の文章ドグマがあるように思えるのです。
①文学・哲学の文章ドグマ
頭がいい筆者ほど語彙力が豊富なので難しい文章が書ける。難しい文章を読んで意味がわからない読者は頭が悪い。言葉は数学の記号と違い、抽象的で曖昧な概念を持つが、この言葉の性質を極力生かして文章を書くべき。
②法律・省令・公文書の文章ドグマ
よい文章とは決められた表記と表現を用い、言葉の持つ曖昧さを極力排除した論理的かつ客観的文章を指す。したがって読者が正しく文章を理解すれば、数学の問題を正しく理解するのと同様、ほぼ完全に一致した内容を取得できる。ただしこれらの文章は、世間一般の平均的知能の持ち主には理解できない難解さがある。
③ビジネス・世間一般の文章ドグマ
わかりやすい文章ほどよい文章。わかりにくい文章は悪い文章。頭のいい筆者ほど難しい概念をわかりやすく簡潔に表現できる。逆にわかりにくい文章しか書けない筆者は頭が悪い。
どのドグマが正しいか、一概には言えません。
文芸評論家は①のドグマを信奉して文章を書きます。小説でも詩歌でも言葉の持つ曖昧さを武器に芸術作品を作るわけですから、創作の文章を書く際、①でなければ成立しないジャンルですが、評論までこれと同じでなければならないのでしょうか。
彼らはなぜ②または③のドグマで文章を書かないのでしょうか。
80年代末のことですが、小林秀雄が亡くなったとき、朝日新聞の書評で、小林秀雄の評論はこれからも作品として価値を持つといったことが書かれていました。
評論が作品? 何かトートロジーのような気がします。
ここからは私の解釈ですが、これは小林秀雄の文章が難解であることを短所でなく、長所として捉えた追悼文だったのではないかと思います。
世の中にはスタニスワム・レムの『完全な真空』や筒井康隆の『文学部唯野教授』といった作品があります。評論のスタイルをとった小説です。
もし作品としての価値を持たせたいなら、評論ではなくこうした作品を書くべきではないでしょうか。
思想書や哲学書はともかく、純粋な評論はあくまで小説という対象に対して書かれるべきものだからです。
こうした理由から、私は②または③、特に③のわかりやすい文章で書かれた文芸評論がもっと世に出てきてほしい、と考えています。
3.文芸評論もアマチュアリズムで
私の結論としては、プロの文芸評論家はもっとわかりやすい文章で書いてほしいと思いますし、文芸評論の書籍が一般に売れないのは、何が書いてあるかわからないからだと思います。
その一方で、アマチュアの評論は何を書いても自由です。
ただし読者の方では、これはあくまで素人意見で、まちがっているかもしれないと疑いながらアマゾンの書評を読む必要があるでしょう。
2018年3月24日土曜日
『日本左釿門がゆく!』梗概
2018年3月4日日曜日
BF vs RK vs さゆ 陰謀論者が説く世界の未来と日本の未来
これから世界と日本はどうなるのか。
1.朝鮮半島統一か、米朝戦争勃発か
ベンジャミン・フルフォード(以下、BF)によると、北朝鮮と大韓民国は統一するという。北朝鮮のキム家が世襲にして国家元首の天皇になるとのこと。
一方、リチャード・コシミズ(以下、RK)によると、米国が北朝鮮にミサイルを撃ち込むという。
果たしてどちらの予言が正しいのか。
これは小生の直感だが、BFの方が当たりそうな感じがする。あるいはしばらくの間、何も変化が起きないという可能性も大きいと思う。
BFはただのジャーナリストでなく、白龍会主催であり、裏社会、権力中枢の中の人、という感がある。かつてデイビット・ロックフェラーと握手し、二人で個室に入り、取材している動画もユーチューブにアップされた。
朝鮮半島統一後、BFはどうやら日本と朝鮮半島を統一させたがっているようだ。キム・ジョンウンが独身なので、日本の皇室から嫁をもらい、両家を合体させ、日本と半島の両方の天皇を同一人物にさせたい、というのがBFの目論見のようだ。
こうした皇室関係のBFのアイデアは、中丸薫との人脈から出てきたのではないか。もしかしたら昨今の眞子様と小室圭氏との婚約延期ニュースも、眞子様をキム・ジョンウンに嫁がせる布石か。そんなふうに邪推してしまう。
2.世襲王朝は二つとも廃止が理想か
南北朝鮮半島を統一し、かつ日本もそれに統合するという考えに自分は賛成だ。大日本帝国時代、これらの地域は一つの国だった。もっと言えば、台湾や南方諸島も日本だったのだ。
しかしながら、BFは北朝鮮のキム王朝と日本の天皇家を統合して存続させようと考えている。この考えには反対だ。
ドイツは東の大統領を国家元首、西の首相を実質的な行政のリーダーにして統合した。西ドイツがコール首相の時代である。
同様に、半島と列島統一後は大韓民国の大統領を国家元首に、日本の首相を行政のリーダーにして統合し、日本の福島か新潟あたりを首都にしてはどうか、と自分は考える。
世襲である北朝鮮のキム王朝と日本の天皇家はこの機会に廃止してどうか。世襲の国家元首という特権階級の存在自体が民主主義の理念に反するし、人民から見て特権階級は極めて危険な存在になり得るからだ。
ただし自分は現行の安倍政権は支持しない。一刻も早く安倍政権が終わり、別の内閣が生まれてから、半島と列島は統一するのが望ましいと思う。
このような理由でBFの予想より、RKの予想、つまりトランプ米国大統領が北朝鮮政府を武力で滅ぼし、大韓民国が朝鮮半島を統一するというシナリオの方が、自分としては望ましい。キム王朝がそのまま自動的に消滅するからだ。
一方、RKは日本の天皇制存続を支持している。ここが自分とは考えが異なる点だ。
3.精彩を欠く、さゆの現在
ところで、もう一人の陰謀論系ブロガー、さゆふらっとまうんど(以下、さゆ)はどうか。
RKに反旗を翻し、”輿水恵一”問題でRKを追及するところまでは大活躍だが、その後、精彩を欠いているように自分には思われる。
RKを天皇派の勢力に取り込まれたと主張するさゆだが、さゆ自身は天皇批判をしているわけでもない。もう少し徹底した天皇批判をしてほしい。
”性の喜びおじさん”関連ニュース、見知らぬ子供に挨拶するSHA運動など、独自のテーマを追求するのはいいが、現在の国際情勢、政治経済情勢について、もう少し言及してほしい気がする。
RKはさゆを統一教会など裏社会癒着系のブロガーとし、RKを貶め、独立党を分断・弱体化させることがさゆの目的だと説くが、最近のさゆの活動を見ると、そんなふうにも思えてくる。
4.未解決の不正選挙と”輿水恵一”問題
では一方的にRKがさゆに勝利したのかと言うと、これも微妙。
さゆによれば、不正選挙は総務省の仕業だという。総務省が実際の得票を無視して、あらかじめ用意していた偽の開票結果にすれかえれば、いくらでも不正選挙は可能になる。また総務省の選管に影響力を持っているのが公明党の衆議院議員、輿水恵一氏だという。この人物はRKの実家周辺の出身者で同姓であることから、親戚と思われる。親戚に不正選挙を実行できる人がいるということは、RKは裏社会に取り込まれているのではないか。これがさゆの仮説である。
自分がネットを探してみるかぎり、さゆの仮説を覆す論拠はまだ発見していない(このへんの事情をご存じの方、コメントなどで教えてください)。
5.BFの後ろ盾は本当に正義の味方か?
ところでBFの話を聞いていると、軍産複合体の軍、つまり米国軍(海兵隊)が正義の味方で、バザール・マフィア、サバタイ派マフィアが悪者という論調だ。
これは権力中枢で派閥争いが起きているだけの気がする。果たしてBFの後ろ盾であるとされる米国海兵隊は、本当に日本の人民の味方になってくれるのか。ただ単に権力奪取後は、これまで同様、日本を気象兵器で攻撃したり、不正選挙で自分たちの傀儡を日本の政治家に据えるだけではないのか。
そもそもBFがヤクザの親分、朝堂院大覚と親しいこと自身、あまり感心しない。
6.誰を信じればいいのか?
上記のような理由から、BF、RK、さゆ。どの陰謀論系ブロガーも、真っ白というより、灰色の側面を持っている。
BFはディープステートの中の人、RKは輿水恵一問題疑惑、さゆは国際政治情勢のジャーナリズムにほとんど取り組まない。
では一体、誰を信じるべきなのか?
一つだけ言えるのは、誰かを妄信するのでなく、すべての記事を自分の頭で考え、吟味することだ。これは表のジャーナリズムにも言える。
マスコミから発信されるあらゆる情報には、真実と嘘が混在している。どれが真実でどれが嘘かは容易にはわからない。それを自らの見識で分類する知性が必要なのだ。
これからの時代、ネットによる情報収集もさることながら、情報の真偽を見極める知性がそれにもまして重要になってくると思われる。
2018年3月2日金曜日
自選 ベスト映画20
1. ミツバチのささやき (西)
2. パリ、テキサス(独+仏)
3. 鉄男(日)
4. タイタニック(米)
5. デリカテッセン(仏)
6 電車男(日)
7. ロボット(印)
8. 神々の黄昏(伊)
9. ワンス・アポン・ア・タイム イン アメリカ (米)
10. ナイト・ウォッチ(露)
11. 千と千尋の神隠し(日)
12. ヴィドック (仏)
13. レミーのおいしいレストラン(米)
14. 青い体験 (伊)
15. ブレードランナー(米)
16. Uボート(独)
17. 田園に死す(日)
18. 氷の微笑(米)
19. 少林寺(中)
20. ガメラ3邪神覚醒(日)

