2011年11月18日金曜日

日本と世界の未来予測②

3. 分裂するアメリカ合衆国と台頭するアジアンヘゲモニー
経済破綻した米国は、かつてのソ連のように、複数国家に分裂する。
もともと米国の50の州は日本の都道府県にくらべると自立性が強く、独立国家になりうる下地ができている。だが現実的には米国が50に分裂するのではなく、近隣の州が連合して複数国家を形成すると思われる
では米国はいくつに分裂するのか。
ネットでは四つないし五つに分裂するという説があるが、私見ではニューヨーク、ワシントンDCを中心とする東海岸国家(東アメリカ)とロサンゼルスを中心とする西海岸国家(西アメリカ)の二つだ。国連での常任理事国の地位は東アメリカが継承する。
環太平洋つながりで、日本は西アメリカとお付き合いが深くなる一方、EUと結びつきが強い東アメリカと疎遠になる。シリコンバレーは西アメリカなので、ITなどハイテク関連技術は従来通り、日本にスムーズに入ってきれくれたら、うれしい。
東西分裂をもって、米国は超大国覇権を失い、国際社会の中で第二次大戦後の英国のようになる。つまり、政治、経済、軍事、科学技術、文化、芸能スポーツ、サブカルチャーのいずれの分野においても、先進国だが、ずばり地球を代表する国ではなくなる。
世界各国へ派兵している米軍がのきなみ撤退。イスラエルは消滅し、パレスチナ共和国に。北朝鮮は消滅し、半島は南北統一国家が誕生。日本、韓国とも在日米軍、在韓米軍はいなくなる。
米国領のハワイやミクロネシアの島々は親日的な独立国家となるか、日本領となる。
国際連合は消滅して別組織を作るか、常任理事国を大幅改定。日本、ドイツ、ブラジル、インドあたりが名乗りを上げる。

米国ともどもEU圏は破綻しかけるが、この地域ではドイツがイニシアティブを握る。
アフリカは南アフリカ共和国、アラビア諸国はドバイ、エジプト、新生パレスチナ共和国あたりが中心になり、政治的、経済的なブロックを構成する。
ブラジルは南米のみならず、南北アメリカの中心国家に。また北アメリカではカナダが東西アメリカと対等かそれ以上の存在になる。
また南半球ではブラジル、南アフリカ共和国以上にオーストラリアが経済大国として急速に台頭してくる。

アジアは中国、ロシアを中心に東アジア共同体を形成し、EUやUSAに匹敵する”アジア合衆国”を目指す。やがてこれにインド、オーストラリアが加わる。
中国、ロシアに挟まれたモンゴルは永世中立国として欧州のスイスのような国家に。
日本は旧大日本帝国領、つまり南北朝鮮、台湾、ミクロネシア諸国と国家連邦を形成し、中国、ロシアと対等の立場で”アジア合衆国”へ参画する。
日本、韓国の工業技術と経済力をプラスした中国は、いよいよ20世紀の米国に代わる超大国に浮上する。
だが最初の段階では日本を含む極東が中国をリードしていかなくてはならず、”アジア合衆国”のスタートはわが日本がリーダーシップを握らざるを得ないだろう。

以上、希望的観測を含めた未来予測でした。
(続く)









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