2011年11月18日金曜日

日本と世界の未来予測①


今後の日本と世界の未来を自分なりに予測してみました。

1. メディア改革
21世紀半ばまでには、NHKを含むテレビのキー局や大新聞が衰退するか、現在とは違った形態になっているだろう。
複数のフリージャーナリストやカメラマンたちが小規模LLCを作り、ネット動画や、ブログで記事を配信するメディアがマスコミの主流になる。もちろん、ワンマンジャーナリストのメディアもできる。
一国だけでなく、世界中の視聴者や読者がアクセスする英語メディアも登場する。
一方、市町村単位のローカル局を標榜し、地元の飲食店などの広告費を収入源としながら、地元を舞台にしたテレビドラマを作成する動画配信局も登場する。
国民のパニックを抑える、社会的騒乱を防ぐなどの目的を除き、政府や大企業が不当な情報操作をすることを禁じる法律ができる。
これにより、メディアによって取り上げるニュース、時事問題に対する見解が異なり、受け手側が自分で考えて情報を取捨選択する時代がくる。

2. 多民族国家日本
経済破綻した米国から日本に大量の移民が押し寄せる。また北朝鮮と韓国が統一政府を樹立し、このときに特に北から難民が日本に押し寄せる。この他、中国、東南アジア、インドからは慢性的に移民がやってくる。北海道、東北地方にはロシアからの移民も少なくない。
これに対し、日本人はオーストラリア、ニュージーランド、他のアジア諸国などへ移民する人が増加する。
国際結婚が増え、英語が公用語となる。この傾向は世界的なものでネットを通じて世界中の人がSNSなどで自由にコミュニケーションするようになる。このため、政府は一国だけの利害を考えた世論を形成しにくくなる。
やがて米国人とのハーフ、またはクォーターが人口の多くを占めるようになり、日本の中流階級を形成していく。一方、純血の日本人は人口的にも社会的地位面でも”アイヌ化”する。
多民族国家になることで一時的に治安は悪くなるが、米国の土木建築の基準が採用され、人々は広い家に住めるようになる。日本的な悪しき慣習、職場の同僚たちの”飲みニュケーション”や”しがらみ”は過去のものに。
一方、オーストラリアでは国民の半数近くが日系人(ハーフ、クォーターを含む)となり、日本語が第二公用語に。移民当初、彼らは差別されるが、勤勉な日本民族の血を引く彼らとその子孫たちのおかげで、オーストラリアは世界有数の経済大国に発展する。日本文化の多くはこの地で継承される。


(続く)
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次号の予告(タイトルは諸事情で変わることがあります)

3.  分裂するアメリカ合衆国と台頭するアジアンヘゲモニー

4. 主権は国家から連邦と地方へ

5. 首都圏一極集中から地方分散へ

6. パーソナルファブリケーションによる産業革命

7. 日本とアジアを飛躍させる飛行艇産業

8. 官主導ガラパゴスから民主導ジャパニーズクールへ

9. ライセンスからオープンソースへ

10. ”価値観の多様化”は死語に







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