2010年1月18日月曜日

ネットに渦巻く政治陰謀説

 最近、2ちゃんねるで知ったのだが、"友愛する"という言葉があるそうだ。これはかつての左翼団体の”粛清”やオウム真理教の”ポア”と同義で、民主党による暗殺を意味するらしい。
 鳩山由紀夫首相の偽装献金事件や、小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件において、複数の関係者が謎の死を遂げているという。彼らは抹殺されたのではないか。つまり”友愛された”のではないか。真偽のほどはわからないが、こういう陰謀論がネット上で飛び交っている。
 この話がまったくの嘘であるにしても、まだ陰謀の匂いは消えない。誰がこんな話を流したのか。素直に考えれば2ちゃんねらーたちの単なる都市伝説だろうが、民主党を貶めようとするなんらかの組織がこういう話を流しているのではないか。そんなふうにも邪推したくなる。つまり、”友愛する”が真実でも虚偽でも政治的陰謀がうごめいていそうなのだ。
 一方で今度は民主党側を擁護する陰謀論もまたネット上にある。”きっこのブログ”によれば、民主党の”仕分け”に不満を持つ官僚サイドの検察局が、民主党の人気を貶め、自民党に政権奪回をしてもらうために、必要以上に小沢幹事長を追及しているという。私には真偽のほどはわからない。
 「社民党はオムライス」発言から推測すると、”きっこ”女史は社民党支持者のようだ。もともと自民党同様、民主党にも手厳しいコメントをしてきた女史だが、社民党と連立政権を組んでいる間は民主党の”味方”ということなのだろうか。女史の話が本当でも嘘でも、陰謀を企む組織の気配はまたしても消えない。本当なら検察局の陰謀、嘘なら民主党ないし社民党まで含めた連立政権の陰謀で、女史はそのスポークスマンということか。
 いずれにせよ、日本の政治家は相手の足を引っ張る裏工作には知恵を絞る。だが、景気回復、年金問題、北朝鮮の脅威など、肝心の”表工作”にもっとその知力を注いでほしいものである。 

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