リチャード・コシミズによれば諸悪の根源はユダヤ金融資本です。
ニューヨーク・ウォール街には米国のみならず、世界の金融界を代表する銀行、証券会社、証券取引所、そして中央銀行(FRB)があります。
これらはすべて隠れユダヤ人の支配下にあります。
そして米国の大企業、世界の大企業の株式の多くをこれらの金融機関が保有することにより、ニューヨークの金融機関が間接的に世界経済を支配します。
さらに大企業が政治家やロビイストの後援者として資金援助をすることで、経済界が政治に影響力を及ぼします。
こうしてユダヤ金融資本が世界を支配しているのです。
かつてインドがイギリスの植民地だった頃、インド人の平均所得はイギリス人の5分の1でした。
第二次大戦後、インドは独立国となりましたが、20世紀にはインド人の平均所得はイギリス人の20分の1まで落ちたとのことです。
果たして19世紀と20世紀を比べた場合、白人国家は、どちらの時代の方がより多くアジアから搾取しているのでしょうか。
経済学者はこの理由について、いろんな説明をしていますが、私に言わせれば意図的にアジアから搾取している人たちがいるからこうなったのです。
でも日本人個人の生活は少しも豊かではありませんでした。
ウサギ小屋に住み、毎日満員電車に耐えながら職場まで遠距離通勤し、夜遅くまで残業する生活です。
残業時間の一部は残業手当のつかないサービス残業ですが、これが労働基準法的に合法なのか違法なのか、考える知力さえ残っていないほど残業で疲れています。
生まれて初めて海外旅行に行ってみると、欧米人たちが住んでいる家にくらべ、ウサギ小屋に住んでいる自分たちの生活の貧しさに驚かされ、本当に日本が世界第2位の経済大国なのか首をかしげます。
確かに給料は高かったのですが、本当は会社は社員たちにもっと給料を支払えたはずなのです。少なくとも大企業はそうです。
その証拠に企業は豪華な保養施設を作ったり、多角経営の名のもとにカツラメーカーが映画を作ったり、今考えればとんでもない金の無駄遣いをしていました。
実はバブル時代、儲けた金を多くを大企業が国民から搾取していたのです。国家の富の大半を政府や大企業が独占していたのです。
そして、これに目をつけたのがユダヤ金融資本です。
バブル崩壊以降、いわゆる米国ハゲタカファンドが日本企業の株を、合法、非合法を問わず、様々な工作で安値で買いあさり、日本経済を乗っ取ってしまいました。
このため、今の日本は貧しくなったのです。
リチャード・コシミズはバブル時代の日本を理想郷としますが、私個人はこれには同意しません。
国民に渡すべき富を大企業が搾取していたのがバブル時代で、その富をハゲタカファンドに奪われたのが今の時代なのです。
バブル時代はバブル時代で問題があったのです。その証拠にこの時代の日本の自殺率は高かったようです。
(つづく)
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