さて、箱物と言えば学校です。校舎を無駄に建設するのは税金の無駄使いです。校舎の建設費を”ウサギ小屋”に住んでいる庶民の住宅の建設費に回すべきです。
学校の授業をすべて通信教育にすれば校舎は必要ありません。生徒は自宅か図書館で勉強すればいいのです。教職員も毎日、同一の建物に通勤する必要はなくなります。
入学式や卒業式は公民館を利用すればよく、校舎は必要ありません。
そもそも軍人教育でなければ、意味のない無駄な集会や朝礼はできるだけ廃止すべきです。
”協調性”という言葉があります。子供たちの”協調性”を育てるために、教育に朝礼が必要だと唱える人がいます。しかし私に言わせれば、”協調性”とは支配階層が一般庶民を支配するための”奴隷性”の別称なのです。
程度の問題もありますが、”協調性”という言葉を政府やマスコミが唱えたときには、このことに注意する必要があります。
実習授業もまた公共施設を利用すれば可能です。体育はスポーツジム、化学実験や図画工作は産業技術研、料理や洋裁は公民館でできます。また一つの校舎を建設して複数校の生徒が利用するという方法もあります。
地震や津波の被災者たちは日本では小学校の講堂で雑魚寝しますが、米国ではスポーツスタジアムでキャンプです。スポーツスタジアムの方がいいのではないでしょうか。
生徒たちを学校に集めるから、”いじめ”が生じるのです。これを根絶するには校舎をなくし、学校教育を通信教育に移行すべきでしょう。
私は今まで小学校、中学校、高校について述べてきました。しかし大学や短大、専門学校の方が、校舎をなくして通信教育に移行しても問題は少ないでしょう。
6・3・3制も問題です。海外留学も考慮して、教育制度を世界共通にすべきという考え方もあります。しかしながら、江戸時代、町人は14歳から働き始め、40歳で仕事を引退していました。平均寿命が50歳の時代ですが、子供の死亡率が高かったためで、これを勘案すれば平均寿命は60~70歳ぐらいと考えてもいいでしょう。
私の提案ですが、平均して16~18歳ぐらいから働きはじめ、早ければ50歳くらいで引退して年金生活できる社会のライフスタイルを目指すのはいかがでしょうか。もちろん平均寿命は80歳程度を想定しています。
今の制度では大学を普通に卒業すると22歳です。もっと早く大学を卒業して社会人になるべきです。早く社会人になれば早く結婚し、少子化問題も解決するでしょう。また稼ぎが同じなら若い人の方が消費が大きいでしょうから、景気も上向くでしょう。
大学を卒業するのが16~18歳ぐらい、飛び級の生徒はさらに若くして卒業でき、企業や役所の現在の大卒の仕事に就業するのです。
実際、今の教育は無駄が多すぎます。現在の企業の大卒平社員がやっている仕事をこなすためには、22歳まで学び続ける必要はなく、16~18歳ぐらいで十分なのではないかと思います。
第二次成長が終われば肉体的には成人です。彼らをいつまでも子供扱いするべきではありません。校内暴力は大人の知能と肉体を持った彼らを過剰に半人前扱いしているから起きるのです。 社会人にさせ、自分の行動に責任を取る立場にすべきです。
今の30代がやっている仕事と役職を20代に、40代がやっている仕事と役職を30代に、そして50代がやっている仕事と役職を40代にシフトすべきです。
2013年3月27日水曜日
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