2016年10月14日金曜日

納得いかない ピコ太郎 vs ボブ・ディラン

 最近納得いかないことがある。ピコ太郎とボブ・ディランに関するニュースである。


1. ピコ太郎ってどうよ

 ピコ太郎という見るからにヤクザ芸人のパフォーマンス動画が、ユーチューブのある部門で再生回数がトップになったという。
 ネットの書込みをみると、ピコ太郎がどうして面白いのかわからないといった意見を複数目にしたが、私も同意見である。
 おそらくピコ太郎の人気は芸能事務所側の偽装であり、再生回数トップのニュースはステマなのだろう。
 ピコ太郎にかぎらず芸人なら誰もが似たような事務所側のステマで売り出されるのだろうが、ピコ太郎の場合、芸が下手過ぎてステマが露見したといったところか。
 むしろ「前職ヤクザの芸人です」といった歌詞をラップで歌うとか、ヤクザネタで笑わせれば受けるのではないか。


2. 春樹でなく、ボブ・ディランのノーベル文学賞ってどうよ

 ピコ太郎と違ってボブ・ディランが世界的大スターであることを認めるのはやぶさかではない。だが村上春樹を差し置いて、ミュージシャンがノーベル文学賞受賞とは、正直ぶっ飛んだ。
 イチローがノーベル物理学賞を受賞したようなものである。
 ネットジャーナリストのリチャード・コシミズ氏によれば、ボブ・ディランの受賞は、春樹にノーベル賞を取らせないための裏社会の苦肉の策とのことらしい。
 2009年、エルサレム賞を受賞した春樹は受賞スピーチでイスラエルのパレスチナ爆撃を非難した。これが世界を支配するユダ金の虎の尾を踏み、結果としてノーベル賞を取れなくなった。リチャード・コシミズ氏はそう主張する。
 そもそもノーベル賞は政治色が強い。かつてチャーチル首相のエッセーがヘミングウェイを差し置いてノーベル文学賞を受賞したときも、「えっ?」だったのでは。
 

3. 春樹が「笑い飯」でなければ、小川洋子待望論

 ツイッターの書込みによると、M-1の「笑い飯」のポジションにノーベル文学賞の春樹がいるという。
 「笑い飯」はわざと優勝せず、ほとんど毎回M-1に出場して番組のレギュラーになり、最終回に優勝した。早く優勝するより、番組のレギュラーになって毎年テレビ出演する方が芸人として得なのだろうと素人目にも推測できたが、そこはお笑い番組である。そういう「笑い飯」のセコさ自身がギャグだった。
 同じように毎年、出版社など関連業界で春樹ネタで引っ張って商売し、そろそろ世間が飽きかけたころに受賞する。そういう筋書きかもしれない。
 ただし、そうではなく、春樹では永遠に受賞できないなら、日本代表を交代すべきだ。


 純文学系で、国内外で評価されている春樹より若い作家......小川洋子あたりはどうだろう。
 来年から春樹をやめ、小川洋子をノーベル文学賞レースに出場させるのだ。
 日本ペンクラブさん、電通さん、いかがですか。